プロテインは「筋トレをしている人が飲むもの」というイメージの方も多いかもしれませんが、主原料のタンパク質は、健康維持や美肌のためにも必要です。
なぜプロテインで摂る必要があるの?
摂るべきプロテインの種類は性別で異なる?
いつ飲めばいいの?
など、今回はプロテインをこれから取り入れたいという初心者の方向けにご紹介します!
目次
どうしてタンパク質が必要なのか
「筋肉のため」だけではないタンパク質
もしあなたがダイエットをしているなら、どうしても低カロリーな食事が増えてしまうかもしれません。
そうした低カロリーな食生活に傾くと、身体は必要なエネルギーを得るために、筋肉を分解してそこからエネルギーを作ろうとします。
そうなると徐々に基礎代謝が落ちてしまい、結果的に内臓脂肪がついてしまったり、より痩せにくい身体になってしまうんです。
ミオ
さらに、髪や爪などのハリやつやを維持するコラーゲンもタンパク質からできているので、タンパク質が減ると、肌荒れしたり、爪や髪が弱くなってしまいます。
ハリがなくなれば当然顔の皮膚もたるんだり、髪質が悪くなると抜け毛や枝毛が増えます。
ミオ
実は心の健康のためにも大事な栄養素
さらに、幸せ物質と呼ばれるセロトニン、意欲や運動を司ると言われるドーパミンといった神経伝達物質もタンパク質の最小単位であるアミノ酸からできています。
そのため、タンパク質が不足すると、やる気がでない、集中力がもたない、イライラする、といった精神的な不調も出て来てしまいます。
心身にとって必要なタンパク質は、肉、魚、卵、乳製品、豆などの食品から摂ることが可能ですが、ダイエットや食生活の乱れなどが原因で不足しがちです。
そこでタンパク質の不足分を補うために取り入れたいのが「プロテイン」です。
でも種類がありすぎて、どれがいいの!?
という方も多いと思います。
今回は、栄養補助として飲むためにおすすめのプロテインをご紹介します!
動物性プロテインと植物性プロテイン、どっちを選べばいい?
動物性プロテインが向く場合
プロテインには動物性と植物性の2つがありますが、男性は動物性プロテイン、女性は植物性プロテイン、といった性別による選び方ではなく、摂取する目的に合わせて選びましょう。
筋肉量を増やしたい、筋トレなどで身体を鍛ているという方の場合は動物性プロテインが向いていると言われています。
動物性プロテインであるホエイプロテインは、牛乳に含まれるタンパク質の一種です。
ヨーグルトから出てくる液体の部分になるのですが、水溶性ビタミンやミネラルなどの栄養も含まれています。
植物性プロテインに比べて吸収が早いので、筋肉量を早く増やしたい場合や筋トレなど運動で傷ついた筋肉を早めに修復するのに向いていると言われています。
植物性プロテインが向く場合
植物性プロテインは、主にソイ=大豆が原料となっていて、アルギニンが多く含まれています。
アルギニンは代謝をサポートしたり、筋肉の増強もしてくれます。
ソイプロテインは吸収はホエイプロテインに比べてゆっくりなため、筋肉量を増やすというよりは身体を引き締めたい場合におすすめです。
大豆に含まれるイソフラボンによって、肌がきれいになるなどの効果を求めて飲む方もいます。
植物性プロテインは、大豆だけではなく、えんどう豆や玄米などが原料になることがあります。
アスリートや筋トレ上級者の方は、動物性と植物性2つの種類のプロテインを混ぜることで、吸収時間をコントロールするということもあるようです。
体質によっても合う合わないといったこともあるので、目的や体質によって選びましょう。
ミオ
ここからは、実際に味、コスパ、タンパク質量などでおすすめのものを紹介ていきます!
飲みやすく続けやすい!おすすめのプロテイン
ホエイプロテインのおすすめブランドとフレーバー
①ULTRA(ウルトラ) 抹茶ラテ風味 4,190円 (税込) / 1kg
1食(30g)当たり113kcal、タンパク質23g
人工甘味料・合成着色料・保存料などの添加物不使用のホエイプロテイン。
こちらは甘味料にステビアが使われているので、人工甘味料を避けたい方、甘い物が苦手な方でも比較的飲みやすいかと思います。
甘さが控えめな分、水で溶かすと私には満足感がやや足りないので、豆乳と水を半々くらいで溶かして飲んでいます。
もう一つおすすめのフレーバーが「クリアストロベリー風味」です。
ULTRA(ウルトラ) クリアストロベリー風味 4,190円 (税込) / 1kg
1食(30g)当たり116kcal、タンパク質23.8g
こちらは甘いイチゴの風味で、豆乳で割るといちごシェイクのように飲めるので、間食に甘いものを食べがちな方の置き換えにもおすすめです。
②ALPRON(アルプロン)ホエイプロテイン100 ココアミルク風味 2,980円 (税込) / 1kg
1食(20g)当たり75kcal、タンパク質16.4g
ホエイプロテインの中では比較的コスパが良いのがALPRONのプロテインです。
カロリーも低めなので、プロテインのカロリーが気になるという方にもおすすめです。
タンパク質量はULTRAより若干少なめですが、一日にしっかり2杯以上飲む方だと、1kgが3,000円未満で買えるのは嬉しいですね!
人工甘味料が気になるという方は、プレーンを選ぶようにしましょう。
③MY PROTEIN(マイプロテイン)ミルクティーフレーバー 2,890円(税込)/ 1kg
1食(25g)当たり103 kcal、タンパク質21 g
コスパも良く、豊富なフレーバーから選べるイギリスのブランドです。
人気の味は「ミルクティーフレーバー」です。豆乳で割って飲むのもおすすめです!
ビーガン向け、ベジタリアン向け、グルテンフリーなど、食事のスタイルに合わせて選べるのもマイプロテインの特徴です。
④be LEGEND(ビーレジェンド) ベリベリベリー風味 3,100円(税込)/1kg
一食(29g)当たり113.1kcal、タンパク質20g
カシス、ラズベリー、クランベリー、ブルーベリー、ボイセンベリーといったミックスベリーの酸味と程よい甘さで、とても飲みやすいプロテインです。
他にもたくさんのフレーバーがあるので、色々試したい方は「13種類お試しセット」/ 2,380円(税込)で好きな味を見つけることも出来ます。
大容量のものが多い中で1回分のお試しができるのは珍しく、「これからプロテインを飲んでみようかな」という方にはおすすめです!
アスリートやアニメとのコラボなどが先に目立ちがちなブランドですが、タンパク質量がしっかり摂れることはもちろん、飲みやすさや続けやすい価格でおすすめのプロテインです。
植物性プロテインならこれがおすすめ
①soraina protein(ソライナプロテイン)berry / 300g
1食(20g)当たり71.8kcal、タンパク質10g
植物性乳酸菌、食物繊維、ビタミン類を配合しており、ホエイプロテインはお腹がゆるくなりがちという場合もこちらがおすすめです。
ソイ(大豆)を中心に、大豆・えんどう豆・玄米・ヘンプシード・サチャインチのたんぱく質で作った植物性プロテインで、人工甘味料、合成着色料は不使用となっています。
タンパク質は少なめですが、カロリーも低く、甘酸っぱいベリーフレーバーで、初心者でも飲みやすいプロテインです。
②macrobi PROTEIN(マクロビプロテイン)初回特別価格 4,400円(税込)/ 250g
1食(17.5g)当たり68kcal、タンパク質14g
有機えんどう豆×有機発芽玄米由来のシンプルな原料、無添加で、きな粉のような風味のプロテイン。
玄米タンパク、エンドウ豆タンパク、大麦乳酸発酵液ギャバといった厳選素材で作られており、通常価格8,800円(税込)/ 250gとちょっとお高めにはなります。
(定期購入の場合は、2回目以降14%OFFの7,500円)
パーソナルジムの会員向けに作られたというだけあって、素材や無添加へのこだわりが感じられます。
そしてなんといっても1食あたり68kcalと、低カロリー!
摂取カロリーを減らそうとすると他の栄養も同時に減りがちですが、こちらのプロテインならカロリーも抑えつつ、しっかりとたんぱく質が摂れます。
とにかく体に良いものだけ摂りたい、安心して飲めるプロテインが良い!という方におすすめです。
余分な味付けがされていないため料理にも使えて、家族みんなでプロテインを摂りたいという場合にも便利ですね。
高級パーソナルジムchacharito監修!100%植物性のマクロビプロテイン
プロテインを飲む量とタイミングは?
日本人はたんぱく質が足りていない
私達の身体の中では常に合成と分解が行われていて、そこに常に必要なタンパク質は、まとめて摂りだめることはできません。
そのため特に、夜から朝にかけて何も食べない時間が長いと筋肉分解が始まってしまいます。
また、朝昼食が少なく、夕食が多めな食事を摂ることが多い日本人はタンパク質が不足しがちと言われています。
一日に必要とされるタンパク質の量は、あまり運動をしない人で体重1kg×0.8~0.9g。
体重が50kgなら、50×0.8=40gになります。
プロテインを飲むことで一回に摂れるタンパク質が20gだとすれば、一日に2回飲めば良いということになります。
軽い運動をしているなら体重1kg当たり1.2g〜1.5g程度、筋肉を大きくしたい、体重を増量したい方は体重1kg当たり2g程度と言われています。
ただ、お腹が弱い方が一度にたくさんのプロテインを摂取するとお腹を壊す場合もあるので、最初は最小量から飲み始めるのがおすすめです。
次は、どんなタイミングでプロテインを飲むと良いのかをご紹介します。
①朝起きてから飲む
夕食後から朝起きるまでの間は食事をしないため、朝食でしっかりタンパク質をとらないと筋肉の分解が始まってしまいます。
最近話題の16時間断食ダイエットなどで、昼食まで何も食べないという方も、朝食代わりにプロテインを飲むことで筋肉の分解を抑えることが出来るので、是非取り入れてみてください。
同じ理由から、一日2回飲む場合は就寝前に飲むのも効果的です。
ミオ
②トレーニング後に飲む
運動を行った後30分〜45分は、身体が傷ついた筋肉の修復をしようと働くため、タンパク質の吸収効率が良くなると言われています。
回復のゴールデンタイムと呼ばれるこの時間にプロテインを摂ることで、より効率よく筋組織を回復することができるので、トレーニング後に飲むのが良いと言われています。
③小腹が空いたときに飲む
食事の時間が開いてしまうとき、小腹がすいたときは、プロテインを補食として取り入れるのもおすすめです。
食事の間隔が開くと、身体は筋肉を分解してエネルギーに変えようとします。
食事を抜いたり、低カロリーな食事ばかりしている場合もエネルギーが不足して筋肉分解されやすくなるため、プロテインを摂ることで分解を防ぐことができます。
お菓子を食べるよりも脂質や糖質の摂取が抑えられ、空腹感もおさえることができます。
どうしても「食べごたえがほしい!」「甘いものが食べたい!」という時は、プロテインバーやクッキーなどもおすすめです。
ミオ
今回はおすすめのプロテインや飲むタイミングなどについてご紹介しました。
健康のためには、まずはバランスの良い食事と運動が大事ですが、さらに効率よくタンパク質をとるために、プロテインを飲んでみてはいかがでしょうか。
肌のコンディションが良くなったり、髪にツヤがでたりと、プロテインのメリットは筋肉を育てるだけではないので、ぜひ取り入れてみてくださいね!